テレビ朝日50周年 スポーツ(100メートル平泳ぎ男子) 「人のために祈ると神様はきいてくれる」

田口信教氏。 17歳の時メキシコ・オリンピックで準決勝1位の記録を出したのに、水の抵抗を抑える工夫をしたキックをバタフライのドルフィンキックと判定され失格に。 改良した「新・田口キック」と「ロケットスタート」を苦労の末編み出して、21歳ミュンヘン大会で世界新記録で金メダルを手にした。 7位で折り返してのゴボウ抜きでの栄冠だった。
その偉業を成し遂げるまでの、体格の違う外国人選手との差を埋める努力と、「泳法違反」との戦いは大変なものだった。 その間、さい銭をたくさんあげて神頼みもしたが、 「神様には贈収賄は効かない。人のために祈ると神様は見ていてくれる」というような事を人に言われて、ゴミ拾いをしたりトイレ掃除をしたりするようになったそうだ。 きっと人の役に立つ事を一生懸命やっている時は、集中力や精神安定がどんどん培われて良い結果を呼びやすくなるのではないだろうか。 田口氏の編み出したものが脈々と受け継がれて北島康介選手などにも影響を及ぼしているらしい。
途中から少ししか拝見できなかったが、この田口氏の話はとても巧みで面白かった。 人のために何かするのは、きっと社会を良いほうへ動かす力になるに違いない。 人の幸せを願う善意が世の中に増えますように。